サーフボード 種類

サーフボードの種類と特徴を紹介します。
最近はサーフボードも多種多様化していて、ショートボード、ロングボード、ファンボードの他に、小波用サーフボード、台風のスウェル用サーフボードなど種類がたくさん出てきています。
サーファーのスキルや体格、サーフポイントの特徴、波や地形の特徴などを考慮して好みのサーフボードを使い分けてサーフィンを楽しむサーファーが増えいています。

ショートボード ~Short Board~

ショートボードとはその名のとおり、短かめのサーフボードでだいたい6’0″前後のサーフボードでもっともポピュラーです。
中級者~上級者向けで、運動性能がよく、振り回しやすいのが特徴です。形状もノーズが尖っているものが多く、ターンしやすくなっています。
本来は初心者向けではなかったのですが、最近では、厚みや幅のある軽い素材のショートボードもでてきているので、初心者や子供、女性のサーファーも乗りやすくなってきています。
トライフィンという3枚のフィンが主流ではありますが、最近はクワッドフィンといってフィンを4本つけるタイプなどに対応できる、5か所フィンを付ける場所があるショートボードもあります。

ファンボードやロングボードに比べるとテイクオフも難しく、ライディングもテクニックのある人向けなので、基本的には中、上級者向けといえます。

ロングボード ~Long Board~

長さが9’0″(274cm)以上あるサーフボードを一般的にロングボードといいます。
ショートボードとはライディングスタイルが全く異なり、波のうねりから乗ることができるためうねりのみの小波でも楽しむことができます。テイクオフもショートよりずいぶん簡単にできることから、初心者や女性、キッズサーファーははロングボードから始めると波に乗る楽しみを感じることができます。
ですので、初心者スクールなどはスポンジタイプのけがをしにくいロングボードがよく使われます。

形状はノーズが円く、全体に船のようなイメージでライディングもショートボードのように振り回して当て込んだり、技を決めたりするよりは、波のうねりに合わせてメロウなイメージでゆったりのんびりサーフィンを楽しむというイメージです。

小波でもアウトからテイクオフできるので、ショートよりもアウトから波を取ることができるため、混雑したポイントではマナーを守り、周りにも波を譲りながらのサーフィンをする必要があります。

ファンボード ~Fun Board~

ショートボードとロングボードの間ぐらいのサイズのもので長さが7’0″未満くらいのボードが多いです。
ノーズの丸いタイプや尖ったタイプなどいろいろあり、シングルフィンやトライフィンなどあり、テイクオフがショートよりも簡単にできます。
初心者や女性などあまりパドリング力もなく、ロングでは大きすぎてちょっと扱いづらいという方はファンボードがおすすめです。

シモンズ ~Simmons Board~

今、もっとも話題のサーフボードです。
ボブ・シモンズというシェイパーが生み出したデザインのサーフボードなので名前の由来から
シモンズと呼ばれています。このサーフボードは「流体力学の理論」を取り入れたサーフボードとして注目されていましたが、彼の突然の死によって、さほど大量生産されることがなく今日に至っています。
6’1″シングルフィンのシモンズサーフボードをミニシモンズといいます。
このミニシモンズの特長はショートであってもテイクオフが早く、テイル幅があるため水の抵抗を効率よく受けることができ、通常のサーフボードよりもかなり早くテイクオフできます。
しかも加速が良いため、スピード感を楽しめます。

今までのサーフボードとは異なる感覚のライディングを楽しむことができます。

小波用サーフボード ~Small wave board~

ショートボードを小波専用にカスタマイズしたものです。ヒザ~腰くらいの小波でもテイクオフしやすく、波に乗って楽しめるように幅や厚みを出して浮力をつけ、動きやすいように長さを短めにしています。小波用のデザインはいろいろとあり、テールの形状もスワロータイプやフィッシュタイプなど多種多様です。